第2話 - 出立

そんなこんなで、ジャエイアはタフスィーンの付き人として旅に同行することになりました。
護衛兼侍医のヘクサによると、とてもとても重要な旅だということです。
(そんな大変なことに、わたしなんかが同行してもいいのかしら…)
ヘクサはそれよりも、まだ全く塞がっていない、ジャエイアの傷のことを心配していました。
しかし、タフスィーンはそんなことより、同行させる方が重要であると、譲りません。
先刻言っていたことと既に矛盾しています。
多分、両方考えてはいるものの、より重要な方を選択した結果でしょう。
「そのためにもお前がいるのだぞ、ヘクサ」


やがて出立の時となりました。
タフスィーンの母親はジャエイアをちろりと見、
「タフス、お前は本当にあの素性の知れない端女を連れて行く気なの!
 もし、カーミルや山賊の手下だったらどうするのです」
小声のつもりですが、周りに丸聞こえな声でぎゃいぎゃいと文句を言っています。
さすがにジャエイアは傷つきましたが、タフスィーンが胸を張ってこう言いました。
「お母様、この旅において彼女は重大な意味を持っているのです。これこそ、女神の思し召しだと私は確信しています!!
 また、これがカーミルめの手下などではないことも、彼女の生まれ持った特徴にて確信済みです。
 それがあるからこそ、私は彼女の同行を決意したのですから!!」
自信満々です。側近の、わりかしタフスィーンを軽んじている輩などは、噴き出しそうにまでなっていました。
「お前がそこまで言うのなら、きっと大丈夫ね」
お母様、甘すぎます。
目に涙を溜め、名残惜しそうにタフスィーンの肩を撫で、言いました。
「無事に帰ってくるのですよ。生水には十分気をつけて」
砂漠にはほぼ生水しかないような気もしますが、こうしてタフスィーン一行は、砂漠へと進んで行ったのでした。

そして…



あとがき

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あとがきちゃん
意外と短かった…
特徴はあれですね、朝日に光る青い髪ですね。
多分タフ様は、本来だったらカーミル様の元へ送らせて偵察や邪魔をさせてとかそういう策略を立てるのでしょうけども、
ジーアがカーミル様に口説かれるかもしれないという不安の元、とりあえず同行させようというあれなのでしょう。
例えジーアが自分に忠誠を誓ったとしても、不安だから結局、自分の元に置いておくのでしょう。
自信がないから。自分に。
とかもえるんですがどうですか(訊くな

あと文章へたくそですみません!!
第2話でした!!この先は反応次第だっ(逃


19/Sep./2010



漫画追加ー!やっぱり短かった、と思ったのと、
あとちょっと設定的矛盾があったので、描き足しました。
もうすでに何か意識し始めてるジャエイアー!!


…マヌケ面のタフ様が好き(爆


21/Oct./2010

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